ありがとうございます。ClaudeCodeのインストール手順に焦点を当てた初心者向けのチュートリアル記事を作成します。

記事では、

• ClaudeCodeの概要と特徴
• インストール前の準備（Node.jsのインストールなど）
• ClaudeCodeの具体的なインストール手順
• インストール後の基本的な確認方法
• よくあるトラブルと対処法
  を解説し、初心者でも迷わず導入できるようにします。

また、最新情報を含める際には、公式ドキュメントや信頼できる情報源を確認し、出典を明記するようにします。

リサーチを進め、記事の準備が整い次第お知らせします。

はじめに

Anthropic（アンソロピック）社が提供するClaudeCodeは、ターミナル上で動作するエージェント型のAIコーディングアシスタントです。エンジニアがコマンドラインから自然言語で指示を出すだけで、「コード検索」「ファイル編集」「テスト実行」「コミット作成」「プルリクエスト作成」など様々な開発作業を自動化してくれます 。Claude Codeは最新の大規模言語モデル「Claude 3.7 Sonnet」を活用しており、ローカル環境からAnthropicのサーバー上の強力なAIモデルに接続することで、高度なコード解析・生成能力を提供します 。現在はベータ版（リサーチプレビュー版）として限定公開されており、利用にはAnthropicコンソールでの登録が必要です 。

主な特徴は次の通りです。

• 自然言語でコードを編集・質問可能 – ターミナル上から「ここを修正して」「このコードの目的は？」といった自然言語の指示を出すと、AIがプロジェクト全体の文脈を理解してコードを編集したり質問に回答したりします 。
• エンジニアのワークフローを加速 – バグ修正、コードリファクタリング、テスト実行などの反復作業をAIが代行するため、手動の手間を大幅に削減できます 。
• Git連携による開発支援 – 変更差分のコミットやプルリクエスト作成、ブランチのリベース、マージコンフリクトの解消など、Git操作も自然言語コマンド一つで実行できます 。
• セキュリティとプライバシーへの配慮 – 危険なコマンド実行やファイル書き込み時には必ずユーザーに確認を求め、コードや操作内容はローカル環境で完結します 。

ClaudeCodeを使えば、ターミナルから直接AIと対話しながらコードを書いたり修正したりできるため、開発効率の大幅向上が期待できます 。本チュートリアルでは、初心者の方を対象にClaudeCodeの環境を準備し、インストールして動かすまでの手順を分かりやすく解説します。

ClaudeCodeはそのままではWindowsでは起動しません

なお、このClaudeCodeは現時点ではWindows環境ではそのまま動作しない仕組みになっています。ここから先は、Macで操作した内容を記載しておりますので、あらかじめご了承下さい。

インストール前の準備

ClaudeCodeを利用するために、事前に以下の準備を行います。

Node.jsのインストール

ClaudeCodeはNode.js製のCLIツールとして提供されているため、Node.js (バージョン18以上) がインストールされている必要があります 。Node.jsにはパッケージマネージャーnpmも含まれており、ClaudeCodeのインストールに使用します。

macOSの場合: Node.js公式サイトからmacOS用のインストーラー（.pkgファイル）をダウンロードして実行します 。インストーラーの指示に従い進めれば、Windows同様にNode.js本体とnpmがシステムにインストールされます 。インストール後、念のためターミナルで上記と同様にnode --versionおよびnpm --versionを実行し、バージョンが表示されることを確認してください。

Linuxの場合: UbuntuやDebian等のLinuxディストリビューションでは、公式のパッケージリポジトリやNodeSourceの提供するリポジトリからNode.jsをインストールできます。たとえばUbuntuでは以下の手順でNode.js 18を導入可能です。

# Ubuntu/Debian系で Node.js 18 をインストールする例
curl -fsSL https://deb.nodesource.com/setup_18.x | sudo -E bash -  # NodeSource のセットアップスクリプト実行
sudo apt-get install -y nodejs                                     # Node.jsとnpmをインストール

こちらもインストール後にnode -vおよびnpm -vでバージョン表示を確認してください。なお、Linux/macOSではNode.jsをNode Version Manager (nvm) などで管理する方法も推奨されています 。nvmを使うと複数バージョンのNodeを簡単に切り替えられ、グローバルインストール時の権限エラーも回避できます 。

Anthropicアカウントの準備

ClaudeCodeはAnthropicのクラウドAIモデルを利用するため、Anthropicのアカウント登録が必要です。まずAnthropic Consoleにアクセスし、メールアドレス等でアカウントを作成してください。作成後、無料枠（Freeプラン）や必要に応じてAPIキーの取得・課金設定を行っておきます 。ClaudeCodeは初回起動時にAnthropicアカウントとのOAuth認証を行いAPI利用の許可を得る仕組みになっています 。その際にブラウザでAnthropic Consoleへログインする必要があるため、事前にアカウント作成とログインを済ませ、コンソール上での利用規約同意や課金情報入力（無料プランの範囲で利用する場合でもクレジットカード登録が求められる場合があります）を完了させてください 。

Note: 2025年2月現在、ClaudeCodeは人気が高く新規ユーザー登録が一時的に制限されています。Anthropicによると「Claude Codeは需要過多のためサインアップを一時停止している」とのことで、ウェイトリストに登録して空きができるのを待つ必要がある場合があります 。コンソールで「Claude Code is at capacity（現在定員に達しています）」というメッセージが表示された場合は、残念ながらすぐには利用できません。その場合、ウェイトリスト登録後にAnthropicからの案内メールを待ちましょう。

ClaudeCodeのインストール手順

準備が整ったら、いよいよClaudeCode本体をインストールします。ClaudeCodeはnpm（Node.jsのパッケージ管理ツール）経由で配布されているため、ターミナル（コマンドプロンプト）でnpmコマンドを使ってセットアップします。

npmでClaudeCodeをインストール

まず、npm経由でClaudeCodeのパッケージをグローバルインストールします。グローバルインストールすることで、システム全体でclaudeコマンドが利用可能になります 。以下のコマンドを実行してください。

npm install -g @anthropic-ai/claude-code

上記コマンドにより、Anthropic社が提供するClaudeCodeの最新バージョンがダウンロードされ、グローバルにインストールされます 。完了後、claudeという実行コマンドがPATHに登録され、どのディレクトリからでも呼び出せるようになります 。

Tip: Unix系OS（Linux/Mac）で上記コマンド実行時にEACCES: permission deniedエラーが出て失敗する場合があります 。これはnpmがグローバルパッケージを/usr直下にインストールしようとして権限不足となるためです 。その場合、コマンドの先頭にsudoを付けて管理者権限で実行するか、前述のnvmを使用してNode.jsをインストールし直すことで解決できます。一時的な対応としては以下のように実行してください。

sudo npm install -g @anthropic-ai/claude-code   # 権限エラー発生時はsudoで再試行

実行後にエラーが出ずプロンプトが戻ってくればインストール成功です。続いて、ClaudeCodeを使用したいプロジェクトのディレクトリに移動しましょう（任意の作業フォルダで構いません）。

cd <あなたのプロジェクトディレクトリ>

ClaudeCodeはプロジェクト内のコードやファイル構成を参照して動作するため、AIに操作させたいコードベースのルートディレクトリで実行するのが基本です。

初回起動と認証設定

インストールと作業ディレクトリへの移動ができたら、ClaudeCodeを起動します。起動はclaudeコマンドで行います。

claude

初回起動時には、AnthropicアカウントとのOAuth認証フローが自動的に開始します 。上記コマンドを実行するとターミナル上にURLが表示され、同時に既定のブラウザが開いてAnthropic Consoleへのログイン画面または許可画面が表示されます（環境によっては手動でブラウザのURLにアクセスする必要があります）。

個人の場合はIndivisual,組織利用の場合はOrganizationを選択します。

そうすると、ClaudeCodeが自分の代わりにAPIキーを発行したり、Claudeのアカウント情報にアクセスして問題ないか認証を求める画面が表示されます。問題なければ、「Authorize」をクリックして進めます。

指示に従ってAnthropic Console上でログイン認証を完了すると、ClaudeCodeクライアントがAnthropicのAPIアクセス許可（トークン）を取得します。

認証が成功すると、ターミナル側に自動で制御が戻り、ClaudeCodeの対話型シェル（REPL）が起動します。

初回起動時にはいくつかセットアップの確認メッセージが表示されるので対応しましょう。例えば:

• 作業ディレクトリの信頼確認: 現在のディレクトリをAIエージェントに操作させても安全か確認されます。自分のプロジェクトフォルダであれば「Yes/Y」を入力して先に進みます（信頼しない場合は中断可能ですが、ClaudeCodeの有用性が損なわれます）。
• 自動アップデートの有効化確認: ClaudeCodeは頻繁にアップデートが行われるため、新バージョンの自動チェック機能があります。初回起動時に自動アップデートを許可するか尋ねられるので、必要に応じてYes/Noを選択してください （迷う場合は「Yes」を推奨します）。

これらの初期設定が完了すると、claude> というプロンプトが表示され、ClaudeCodeの対話モードに入ります。これでインストールとセットアップは完了です。

インストール後の動作確認

正しくインストールと認証ができたら、ClaudeCodeが意図通り動作するか確認してみましょう。以下のポイントをチェックします。

Node.js/npmのバージョン確認

前述の通り、Node.jsおよびnpmが正しくインストールされているか、念のため再度バージョンを確認します（既に実行済みの場合はスキップ可）。ターミナルで次のコマンドを実行してください。

node --version
npm --version

それぞれ実行結果にバージョン番号が表示されれば問題ありません 。例えば以下のように表示されます。

$ node --version
v18.18.0

$ npm --version
9.8.1

（もしここでエラーになる場合は、Node.jsのインストールがPATHに通っていない可能性があります。お使いのOSを再起動するか、新しいターミナルウィンドウを開いて再度お試しください。）

ClaudeCode CLIの起動とバージョン確認

続いて、ClaudeCode自体のバージョンおよびヘルプ表示を確認します。ターミナルで次のコマンドを実行してください。

claude --version

インストールされたClaudeCodeクライアントのバージョン番号が表示されます。例として、執筆時点（2025年2月）最新版のバージョン0.2.8の場合、以下のように出力されます 。

$ claude --version  
0.2.8

現在インストールされているバージョンが表示されれば、ClaudeCodeのインストールは正常に完了しています。続いてヘルプコマンドを表示してみましょう。

claude --help

ヘルプ画面では、ClaudeCodeの基本的な使い方や利用可能なオプション・コマンド一覧が表示されます 。主要な項目を抜粋すると次のような内容です。

ここには、Claudeのヘルプ項目を日本語訳したものを掲載します。

対話セッション中に使用可能なスラッシュコマンド:

– /clear       – 会話履歴をクリアし、コンテキストからも削除する

– /compact     – 会話履歴をクリアしますが、要約はコンテキストに保持する

– /config      – 設定パネルを開く

– /cost        – 現在のセッションの総コストと経過時間を表示する

– /doctor      – Claude Code のインストール状態をチェックする

– /help        – ヘルプと使用可能なコマンドを表示する

– /init        – CLAUDE.md ファイルを初期化し、コードベースのドキュメントを作成する

– /pr-comments – GitHub のプルリクエストからコメントを取得する

– /bug         – Claude Code に関するフィードバックを送信する

– /review      – プルリクエストのレビューを行う

– /logout      – Anthropic アカウントからサインアウトする

– /login       – Anthropic アカウントにサインインする

引数:

  prompt                          あなたのプロンプト

オプション:

  -c, –cwd <cwd>                 カレントワーキングディレクトリ（デフォルト: “/Users/username/Downloads/playground-claude-dev”）

  -d, –debug                     デバッグモードを有効にする

  –verbose                       設定ファイルの詳細表示モードの設定を上書きする

  -ea, –enable-architect         Architect ツールを有効にする

  -p, –print                     出力を表示して終了する

  –dangerously-skip-permissions  全ての権限チェックをスキップします。インターネットアクセスのない Docker コンテナでのみ動作し、そうでない場合はクラッシュします。

  -v, –version                   バージョン番号を表示する

  -h, –help                      コマンドのヘルプを表示する

コマンド:

  config          – 設定の管理（例: claude config set -g theme dark）

  approved-tools  – 承認済みツールの管理

  mcp             – MCP サーバーの設定および管理

  doctor          – Claude Code 自動更新機能の状態をチェックする

/helpコマンドはClaudeCode対話モードでいつでも使用できるので、困ったときは/helpと入力してみましょう。

ClaudeCodeを早速操作してみる

最後に、ClaudeCodeが実際にコードアシスタントとして動作するか簡単な例で試してみます。対話モードのプロンプト（claude>）が表示された状態で、以下のように入力してみます。

このプロジェクトは、どのページがトップページとして表示されるようになっていますか。

上記のような日本語の依頼でも、ClaudeCodeは文脈を理解して適切な回答をしてくれます。

また、プロジェクトをローカルで起動するためのコマンドについても質問してみたいと思います。

このように、ClaudeCodeを使うとチャット感覚でコードの生成・編集から実行までを行えます。簡単な操作が確認できたら、Ctrl + C（または/exitコマンド）でClaudeCodeを終了できます。

まとめ

まだまだリリースされてテスト段階の製品だとは思いますが、コーディング周りに力を入れているAnthropic社ですので、今後もより実務に即してアップデートされていくんではないかな、と期待しています。もしみなさんも、興味がある方は、ぜひコーディング作業の生産性を向上させてみましょう！